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介護の基本!着替えの順番

投稿日:2019年12月29日 更新日:

介護をするうえで着替えの介助は避けてはとおれませんよね。

この記事では着替えに関する介護について説明します。

具体的な介助動作はなかなか文章では説明しにくいところがありますので、詳細はYouTubeなどで確認して頂くとして、基本的な考え方2つを想定に沿ってご紹介します。

🔷介護の手順:着替えの介助

さあ、皆さんの目の前に左側に麻痺のある方がいるとします

そして、その方がまさにパジャマを脱ごうとしています。

さて、どのようなお手伝いをしましょう。

 

まずはパジャマのボタンはずしですよね。

【①ADLを奪わない】

ここで1つ目のポイント!ADLを奪わないです。

ADLとは、日常生活動作のことです。

立ったり、座ったり、食事をしたり、排泄したり、入浴したりなど、人が生活する上で必要最低限の動作をいいます。

別の記事で紹介していますが、介護のやり過ぎは知らず知らずのうちにADLを奪ってしまうことに繋がります。

関連記事:自宅の介護で要注意!奪っちゃ駄目だよADL

 

もし、ボタンをはずすのが上手くいかないようでも、ボタンは右手だけで自分ではずしてもらいましょう。

この作業を手伝ってしまうと、知らず知らずのうちに、右手の能力まで奪ってしまうのです。

しかも、あっという間にです。

意識して、自分でできることを手伝わないようにしましょう。

 

さあ、パジャマのボタンははずしました。

どちら側の腕から脱いだらいいでしょうか?



 【着替えの順番は脱健着患!】

ここで2つ目のポイント!脱健着患です。

 

これは何かというと、着替えをするときには

脱健⇒脱ぐときは健常な方(健側)から

着患⇒着るときは患部の方(患側)から

 

を表すことばです。

 

患側は関節の可動域等が小さくなり、介助があっても動ける範囲が小さくなります。

なので、できるだけ自由が利く状況のときに、患側の着替えをするといった考え方です。

 

脱ぐときは、最初の方が自由が利きませんので健側から脱いで、そのあと患側を脱ぐと比較的スムーズに脱げます。

それと同様に、着るときには、最初の方が自由度が大きいので、まず患側に袖を通すといいでしょう。イメージが湧くでしょうか。

🔷まとめ

今回は介護での着替えの基本的考え方2つをご紹介しました。

「脱健着患(だっけんちゃっかん)」は10回唱えれば覚えることができます。

自宅での着替えの介助の機会があれば、是非「ADLを奪わない!脱健着患」と頭の中で唱えながら行って頂けたらと思います。






 関連記事:事前対策は大事!徘徊高齢者の行方不明事案

-介護

執筆者:


  1. マコリン より:

    自分自身の肩の調子が悪かった時の事を思い返すと納得出来る内容ですね。
    何事も自他の立場を置き換えて見れば 心掛けるべき事が見えてきますね。

    • べいる より:

      マコリンさん、コメントありがとうございます。
      この2点は知っておくと損はありませんし、ADLの件に関しては意識していないとあっという間に取り返しがつかなくなります。
      特に、高齢で骨折してしばらく寝たきりになった場合に、そのまま衰えていっていまうケースがありますが、それが分かりやすい例です。

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