こんにちは、べいるです。
皆さん、交通事故を起こしたことはありますか?
私は何度か経験があります。
①高校時代に自転車運転中、車でひかれる(怪我無し・物件交通事故)
②大学時代にバイク運転中、巻き込み事故に遭う(怪我有り・人身交通事故)
③車で交差点に進入し、通行中の車両と衝突する(怪我なし・物件交通事故)
④車を運転中、自転車に接触し転倒させる(怪我なし・物件交通事故)

③と④の事故は私の過失が大きく第一当事者になりましたが、幸いにもお互い怪我のない事故でしたので、大事に至らず免許証の点数にも影響が及ばずに済んでいます。
正直なところ、過失による軽微な事故は毎日車を運転すれば多少なりともついて回るものと思っています。
では、実際に交通事故を起こしたらどうするべきか、今回は事故発生時に現場においてとるべき措置について、トラブルにならない対応方法を説明します。
Contents 目 次
人身交通事故と物件交通事故
怪我の有無ですみ分けられる
交通事故には、「車同士」、「車と自転車」、「車と歩行者」など色々なパターンがあり、また、接触や衝突、追突などその事故形態も様々ですが、取り扱い上で分類するとすれば2種類しかありません。
これには怪我の有無が影響します。

因みに「怪我の有無」というのは「診断書の提出の有無」を意味しています。
診断書の提出があれば「人身交通事故」、無ければ「物件交通事故」!この2種類の取り扱いになるのです。
冒頭で触れた私が起こした交通事故④では、私が運転中に自転車と接触し転倒させたもので、念のために病院にも行って貰いましたが、警察への診断書の提出がありませんでしたので、怪我のない事故、つまり物件交通事故として処理されました。
このように、診断書の提出の有無が大きなポイントとなります。
物件交通事故と人身交通事故の取り扱いの違い
物件交通事故と人身交通事故、その取扱いには大きな違いがあります。
人身交通事故の場合には、人が怪我をしていますので事件扱いになります。
実況見分も専門の警察官がきて詳細に行いますし、被疑者としての取り調べなどもあり、検察庁への送致、過失割合や重大性によっては起訴されることもあります。
一方で物件交通事故の場合は、怪我がないのが前提ですので、事件としては取り扱われず、事故証明書を作成するために警察官が簡単な見分を行い事実認定を行った後に、保険屋さんの介入による車両等の修理などがメインになります。
交通事故を起こしたらまず何をする?
まずは人命救助!助けも呼ぼう
では、実際に事故を起こしたしまった場合のシミュレーションをしながら対応要領を確認しましょう。
今、車と衝突してしまいました!さあ、どうしましょう。

まず考えるべきは人命に関することです。
✅自分自身や同乗者に怪我はないか
✅相手に怪我はないか
✅後続車両が追突してくる可能性はないか
事故を起こすと気が動転してしまいますが、怪我があるときは落ち着いて119番通報し、救急車を呼びましょう。
周囲に人がいる場合には助けてもらうなどし、とにかく安全確保が優先です。
また、一般道であれば事故を起こしてもスピードが出ていないので大破していないでしょうし、後続車両も基本的に事故車両を避けて通行してくれるでしょう。
しかしながら、高速道路上は別です。
車両大破で大けがの可能性も高いですし、無事であっても後続車両が物凄いスピードで突っ込んできます。
速やかに路肩に車両を移動させる、若しくは、できるだけ後方に発煙筒若しくは停止表示機材を設置し、後続車両に危険を知らせましょう。
とにかく、自分の身の安全を図りながら、追突事故防止に努めるということです。
警察と保険会社に連絡しよう
さあ、人命に関わることが最優先ですが、次に考えるべきは事故処理に関することです。

相手も興奮又は動揺しているケースも多いでしょうが、そのような中で行うべきことは警察への通報です。
これは物件事故であろうと人身事故であろうと同じです。
道路交通法上、交通事故を起こしたら警察に届け出る義務が生じます。
警察を呼ぶことで、興奮又は動揺している現場も一定の落ち着きを取り戻し、手続きが正しく進みだします。
事故発生後、速やかに通報しましょう。
そして次に何をすべきか、保険会社への連絡です。
事故を起こしてしまったので多少は保険料が上がるかもしれませんが、こういった時のために保険料を払い続けているのです。

素人同士で話し合いを進めても決して上手くいくものではありませんし、いたずらに長引くだけです。
仮に自分に非がないと思っても、私なら保険会社に仲介して貰いますね。
停車中の後方からの追突じゃない限り、自分自身にも非は発生するでしょうし、過失割合など詳しい民事的なことはよく分かりません。プロに任せましょう。
という訳で、交通事故の現場では・・・
✅相手とは事故原因について当事者間で確定的な話し合いを避ける
✅警察に速やかに通報し、事故手続きのレールに乗せる
✅相手とは連絡先を交換し、保険会社を窓口にする旨を伝える
といった対応で十分です。
自分が悪いと思う場合には、誠実に謝罪しつつも、事故の原因・過失割合については双方で口約束等をすることなく、保険会社に一任するスタンスをとりましょう。
因みに、事故が人身交通事故となれば、警察による詳細な実況見分や取調べ等も実施されるでしょうがそれは仕方のないことです。これについては粛々と対応しましょう。
まとめ
今回は交通事故発生時における対応要領について説明しました。
落ち着きたくても落ち着けないのが事故の現場ですよね。予備知識が無ければ尚更でしょう。
優先すべきは人命救助及び二次被害の防止です。
そして安全を確保された状態で、警察や保険会社に連絡し、粛々と対応していくといった流れになります。
この記事が皆さんの予備知識となって役に立つことがあれば、不幸中の幸いです。
【参考】交通事故を起こさないための内容は⇩コチラにまとめています。
【参考】点数切符に関する内容は⇩コチラにまとめています。
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