見通しのいい交差点での事故!目の錯覚と死角で衝突してしまう!

防犯・防災

こんにちは、べいるです。

私が駐在所勤務をしていたときに田園が広がる見通しがいい交差点で定期的に衝突事故が発生していました!

「あんなに見通しがいいのに何故?」と最初は疑問に思っていましたが、検証するうちに理由が分かってきました!

今回は見通しのいい交差点の事故原因について説明します。

見通しのいい交差点の罠!

左右から来る車が止まって見える!

見通しのいい交差点の衝突事故の特徴!それはノーブレーキです。

衝突するその瞬間まで気が付かない人がしばしばでした!

何故見えているハズなのに気が付かないのでしょう!?

実は 左右から進行してくる車両は止まって見えるのです。

左右から走行してくる車両が自分の車と同じスピードで走っていたら、動いているように見えません。止まって見えます!段々と大きくなるだけです。

人の目は動いているものは積極的に捉えますが、止まっているものは捉えません。

なので、近づいてくる車両が景色の一部と化してしまい、交差点で突如現れた車両と衝突するのです。

死角になる!

上の写真の印をつけている部分は死角となる箇所です。

もし、この死角の位置に先程説明したとおり、止まって見える車が隠れていた場合、直前にふっと現れてガシャーンです!これは実際に起こり得ることです。

この死角は本当に注意する必要があります!

交差点の存在に気が付かない!

もうひとつの落とし穴があります。

交差点の存在に気が付かない場合があるということです。

見通しのよい田園道路などは、なめらかな傾斜があれば、左右の道路が草木に隠れ分かりにくいケースが多々あります。

交差点の存在に気が付いていない訳ですから、そもそも警戒することすらなく衝突するという訳です。

いきなり交差点が現れ、真横に車両が現れる!!とても恐ろしい現象なのです。

激しく衝突するが重傷は少ない

田園地帯など、見通しのいい交差点での衝突事故では、気が付くのが遅れてノンストップで激しく衝突するケースが多かったです。

しかしながら、私が取り扱った事故で重傷事故は少なかったように思います。

見通しがいい=障害物がない

つまり、衝突後にそのまま田んぼなどに突っ込むからです。

衝突の衝撃はすごいかもしれませんが、その後二次的に何かに衝突する訳ではなく、そのまま緩衝材的な役割を果たす田畑などに突っ込みます。なので、重傷は少なかったのです。

不幸中の幸いでした。

まとめ

今回は田園地帯など見通しのいい交差点の落とし穴について説明しました。

繰り返しになりますが、見通しがいい交差点では下記の点に注意して下さい。

同じ速度で走行する左右から進行してくる車両は、景色の一部と化してしまうこと

自分の車の死角部分が左右から進行してくる車両を隠してしまうこと

草木が茂っていたら、交差点の存在に気が付きにくいこと

こういった落とし穴があることを理解し、十分に注意して運転すれば大丈夫です。

因みに、私が駐在所勤務当時の事故多発交差点には公安委員会に事故多発状況を報告し、一時停止の標識を設置してもらいました。

田んぼの真ん中に一時停止の標識が設置されて違和感はありましたが、その後事故は無くなりました。

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