消火器はピノキオで!使用上の注意事項!噴射の距離は?何秒ルール?

防犯・防災

こんにちは、べいるです。

皆さん、消火器の設置場所や使用方法は把握していますか?

消火器に関する正しい知識がないと、レバーを握ってもロックがかかったり、正しく噴射されなかったり・・・

また、老朽化した消火器を使用すると、火を消すどころか、あなたに襲いかかる凶器に豹変する可能性もあります!怖いですよね。

今回は“消火器の使い方と正しい知識”について説明します。

消火器の正しい使い方

消火器の使用方法

まずは消火器の使用方法について説明します。

極めてシンプル!簡単です。

※画像は総務省消防庁のHPからお借りしています。

①安全栓(黄色のピン)を引き抜く

②ホースをはずし火元に向ける

③レバーを強くにぎる

そんなに難しくありませんよね。

この流れを「ピノキオ」で覚えると分かりやすいです!

ピ(ピンを抜く)

ノ(ノズルを持つ)

キ(距離をとる)

オ(押す)

実際に落ち着いて対応すれば小学生でも十分に消火活動は可能です。

ですが、今回伝えたいのはもう一歩掘り下げた内容になります。

持つときは、レバーの下だけ!

消火器を持ち運びをするときは、レバーの下の部分だけを持つようにして下さい。

これはとても大事です!

もし、安全栓(黄色いピン)をさしたままレバーの上下を握り締めて持つと、ロックがかかり安全栓が抜けなくなるそうです。

いざという時にピンが抜けない・・・何のための消火器なのか、とても困りますよね!

それともうひとつ理由があります。

赤いタンク部分を持ったりすると、手がすべったりして下に落としやすいそうです。

消火器は重いし、底の部分は鋭利になっています。足に落とすと・・・骨折はするでしょう。

なので、持ち運びをする際は“レバーの下を持つ”ということ徹底して下さい!

下の方が腐るとロケットに!?

消火器の赤いタンクの下の方が黒くボロボロになっているのを見たことはありませんか?

もし、そのように消火器のタンクの下の部分が劣化し腐っていると、持ち上げたときにボロっと崩れます。

そして、それが判明するのはいつだか分かりますか!?

まさに使用しようとするときです!!

場合によっては、タンクの圧力で消火器がロケットのように飛ぶこともあり、それが顔面に当たったら消火活動どころではありません。

特に屋外に置いてある消火器などは、劣化しやすいでしょう。

消火器の定期的な点検はとても大切です。

消火器で消せる範囲

消火器の噴射距離は6mです。

では、噴射時間は何秒かご存じですか??

15秒前後です。

なぜ15秒なのでしょう。タンクの容量もあるのでしょうが、他にも理由があります。

15秒消火活動して消せないなら、逃げないと危険だからです。

やはり消火活動中は、“消してやる!“というアドレナリンがでてしまい、避難が遅れるケースがあります!

なので、15秒で消せないときは物理的に諦めてもらうためにも、15秒前後しか噴射できないそうです。

因みに、15秒ルール以外で消火器による消火を諦める目安は、「天井まで炎が立ち上ったら逃げる!」です。

天井まで立ち上れば消火器では到底無理なので、『逃げろ!』っと周囲に知らせながら避難しましょう。

まとめ

今回は消火器の使用方法や必要な知識についてお話しました。

“誤った消火器の使用“や“劣化した消火器”がとても危険であることをお伝えできたと思います。

最後に参考ですが、今は様々な形式の消火器が売ってあります。

私が家で使用しているものは、ファインテックという投げ込みタイプのものです。

距離をとって投げ込むだけで、ミルミルうちに消火されます。

比較的安全に消火することができますのでお勧めです。

これも参考にして下さい。

【参考】火災の煙からの正しい逃げ方は⇩コチラにまとめています。

火災の煙!避難方法!命を守る最低限の豆知識

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