SNSを利用する犯罪から子供を守ろう!

防犯・防災

こんにちは、べいるです。

今回は、主にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用する犯罪から中高生の子供たちを守る方法について説明します。

これから説明する犯罪は、少女がSNSなどを通じて知り会った犯人から、性的な被害を受ける児童買春や児童福祉法の被害、その他、相手から写真を撮られる、または自画撮りさせられ送信させられるといった児童ポルノの被害についてです。

この説明を聞いて「その手の被害ならうちの子は大丈夫」と思っているお父さんやお母さんは多いと思います。

ですが結論から申し上げると大丈夫ではありません。少なくとも油断は禁物です!

警察官が身分を隠してにSNSで不適切な書き込みをしている少女とやりとりし、会って指導をするといったサイバー補導という活動があります。

そこで補導される少女たちは、真面目な子も多いのです!

サイバー補導の結果について各都道府県で違いはあるものの、補導された少年・少女の約6~7割が犯罪歴や補導歴がない子どもたちで、普段は学校に通っている中高生が多いというものです

目の行き届かないネット上では、子どもたちは親が思った以上の行動をとっているようです。

これらの実態や対策を知っておくことは、自分の子どもを信じてやることと同じくらい大切なことだと思います。 今から犯行手口や対処方法について説明しますので是非参考にして下さい。

特徴がよく分かる代表的な手口!!

モデルの撮影だからと呼び出して・・

まず女子高校生などが被害に遭いやすい手口をご紹介します。

SNS上で「5千円でモデル撮影可能な子を募集してます。」という謳い文句で少女を呼び出し、上手く口車に乗せて、身体を触るなどの犯行を敢行するものです。

被害少女は、服を着た普通の撮影のつもりで相手と会ったにもかかわらず、結果的に服を脱がされて被害に遭っています。

なんで、断らなかったの?逃げなかったの?と思われるかもしれませんが、実際に会ってみると、大人と子どもの構図なので、どうしても大人(犯人)の誘導に乗せられて、上手く断ることができずに被害に遭うようです。

同種の被害の中には、同じ女子高生のフリをしてSNSでやりとりをし、実際に会ってみると男が現れるという手口が多数あります。

そして先ほど申し上げたとおり、大人の巧みな話術で断る選択肢を与えられず、お金を握らされて被害に遭うケースもあります。

脅して写真を送信させる・・

次の手口は途中から弱みを握って脅す手口です。

まず、20歳・大学生と偽った男(40歳位)と女子高生が、SNS上で頻繁にやり取りをして親しくなります。

次に男は無料通話等を通して女子高生の学校などの個人情報を聞き出し、さらに自分以外のイケメンの写真を少女に送信し「君の顔も見たい。学生証の写真とって送って。」と頼み込んで女子高生の顔写真を入手します。

その直後、態度を急変させ「服を脱いで写真を送れよ。学校も知ってるんだぞ。お前がフシダラな女ってことを学校中に写真付きでばらまくぞ!」などと脅し、裸の写真を送信させる手口です。

何で裸の写真を送ってしまったの?と疑問に思われる方がいると思います。

しかし少女の気持ちになれば、親に黙って知らない人とこんな会話をしていた後ろめたさや誰にも相談できない不安感、相手の脅しへの恐怖感などから、冷静に対処できず、被害に遭っているようです。

SNSでの子供の被害!どのような対処方法があるの?

具体的犯罪手口をズバリ示す!

私には中学生の娘がいます。まだスマートフォンは持たせていませんが、時間の問題だと思います。

では、彼女に何と言って注意喚起をするか・・ 私は具体的な手口を娘に伝え「怖い!危ない!」って感じてもらうつもりです。

SNSは楽しいばかりじゃないということを知っておくこと!これがまず大事だと思います。

また、ツイッターなどをやっていると、この人とさっきの人は同じプロフィールだし、女性と言っているけど男性の可能性あるなといった投稿が時々見られます。

匿名性が高いSNSにおいて、このことを否定するつもりはありませんが、具体的に我が子に対しては、こういった投稿を示しながら、匿名性の高さを説明すると共にSNSの良い点と怖い点を具体的に教えていくつもりです。

プラスアルファとして、写真の位置情報のことも伝えるべきですし、人は忘れる生き物なので、SNSに慣れてきたころにもう一度注意喚起してあげることは大事だと思います。

フィルタリングの設定を!

危険なのはSNSだけではありません! 中高生の子どもたちは好奇心から色々なサイトに興味を示します。

アダルトサイト、違法サイト、ドラッグのサイトなど・・ そして残念なことに、子どもたちは、何が正しくて、何が間違っているのか、人生経験が未熟なために正確な判断ができないでいます。

スマートフォン等を通じて簡単に有害な情報を見ることができる!これはかなりのリスクだと考えられます。

多感な時期に足を踏み外させないためにも、親としてフィルタリングの設定はまずやっておくべき対策であると思います。

そういった基本的なことも怠らないようにしましょう。

最後に

日本は世界的にみて児童に対する性的犯罪に対する認識が遅れていると言われています。

児童買春などは、お金を貰って承諾した上で被害に遭っているのだから、被害に遭った子も悪い・・といった考えも持ちがちです。

ですが、考えていただきたいのは、被害者は判断が未熟なままの子供たちなのです。

社会全体で子供たちを犯罪から守っていく!ネット環境などが便利になる反面、こういった意識をより一層強く持つことが必要だと思っています。

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