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薬害の歴史!スモン訴訟

投稿日:2020年1月18日 更新日:

薬害の歴史があり、その後の対応があって今の医療があります。

歴史を知ることは、医療への信頼や期待を考えることにつながります。

シリーズでお届けしている薬害の歴史!今回は、スモン訴訟についてみていきます。

🔷スモン訴訟

【スモンの原因と症状】

スモン訴訟の原因となったのはキノホルム製剤です。

整腸剤として販売されていたキノホルム製剤を使用したことで、スモン(亜急性脊髄視神経症)に罹患するものです。

 

スモンの症状は、初期段階には腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢が生じ、次第に下半身が痺れて、立ったり歩いたりするのが困難となり、両足の麻痺や視力障害が生じるものです。

【時系列】

キノホルム製剤の整腸剤が最初に販売されたのは、大正13年(1924年)です。

かなり古くから販売されていたのですね。

 

その後、昭和33年ころに消化器症状を伴う特異な神経症状が報告されるようになり、日本では昭和45年になって、スモンの原因がキノホルムであるという説が発表されました。

そして翌月にキノホルムの販売が停止されたのです。

 

別記事で紹介しているサリドマイド訴訟の際には、販売停止・回収措置に至るまで約9カ月かかるなど、その遅さが問題視されています。

【スモン訴訟】

訴訟については次のとおりです。

昭和46年、製薬企業を相手取り提訴

✅昭和52年、東京地裁で和解が成立

✅昭和54年、各地の地裁及び高裁で和解が進み全面和解が成立

 

その後、治療研究施設の設置や治療法の開発、医療費の自己負担分の公費負担、生活資金の貸付、介護事業が講じられています。


🔷最後に

スモン訴訟やサリドマイド訴訟がきっかけとなって、昭和54年には医薬品副作用被害救済制度が創設されるなどの対応もとられました。

これは、医薬品の副作用で健康被害を受けた場合に救済給付などを行う制度です。

 

薬害の歴史はこれにとどまらず、その後もHIV訴訟やCJD訴訟など生物由来製品による被害が続きます。

これについては別記事で紹介します

関連記事:薬害の歴史!サリドマイド訴訟

関連記事:かぜの原因とかぜ薬の効用!かぜ薬の選び方

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