こんにちは、べいるです。

皆さんのご自宅は駐在所の管内ですか、交番の管内ですか?
私の家はギリギリ交番の管内です。さて、この2つは何が違うのでしょう。
今回は駐在所と交番の違いについて説明します。
駐在所と交番の違い
事件・事故の処理、巡回連絡、パトロール、交通取り締まりなどなど、、、基本的にやっている活動は同じなのですが、勤務体制が異なります!
交番は3交替制
まずは交番から説明します。
交番は24時間警察官が常駐しており、当務、非番、指定休の3交替制です。

3日周期で3つの班が丸1日ずつ交替で勤務しているのです。
なので、同じ警察官に要件がある場合には、3日後に来ないと会えません!
因みに交番は3交替制で24時間稼働しており、事件・事故で「現在不在です」という状況はあっても、「本日は休みです」という状況はありません。
駐在所にはお巡りさんが住んでいます
一方駐在所では、いつ行っても同じお巡りさんが対応します。理由は簡単です!そこに住み込みで働いているからです。

しかも、単身ではなく家族で住んでいて、警察官がパトロールなどで不在の場合には、奥さんが対応してくれたりします。
駐在所があるのは、人の出入りが少ない、事件・事故があまりない田舎です。
私も駐在所勤務を経験しましたが、1日当たり事件・事故が平均1~2件程でした。
因みに、駐在所員はそこに住んでいても、制服を来ているのは日中だけで、夜間は閉まっています。
そして自宅内で晩酌したり、地域の方と飲酒会合をしていたりします。
なので、もし夜間に事件や事故が発生した場合には、近くの交番やパトロール中のパトカーが対応してくれたりします!
交番・駐在所のメリット・デメリット
そもそも交番は日本が発祥です!外国ではKOBANと表記されるところもあります。
日本の安全神話は、このKOBANの存在が大きいと言われています。

とは言え、交番・駐在所の状況も社会の変化に合わせて変化してきました。
15年ほど前は、今よりも駐在所の数が多かったです。また、空き交番も多かったと思います。
しかしならが、犯罪の発生状況、時代の変化などにより、駐在所を減らすなどの統廃合が行われ、一長一短はあるかもしれませんが、交番の割合を増やし、一層の治安回復に向けた措置がとられています。

幾つかの駐在所を潰して、その真ん中に交番を作ることで治安維持の効率化を図った訳ですが、地元住民は駐在所の廃止に反対される方が多かったように聞いています。
では最後に交番・駐在所のメリット・デメリットについてまとめました!
参考にして下さい。
交 番
【メリット】
❍人数がいるので、事件等の処理が早い
❍24時間体制で休みがない
❍色々な警察官がいるので対応の多様性に富む
【デメリット】
✖同じ警察官に中々会えない
✖入れ替わりが激しい
✖若手警察官と年配警察官が多く、中堅の警察官が少ない
駐在所
【メリット】
❍住民として住んでいるので親しみやすく相談しやすい
❍祭りや行事、運動会などにも顔を出してくれる
❍住んでいるので地域のことが良く分かっており話が早い
【デメリット】
✖夜間は活動がなく、休みがある
✖赴任してくる警察官に当たりハズレがある
まとめ
今回は駐在所と交番の違いについて説明しました。
私自身、駐在所勤務を3年しましたが、近所付き合いも大変でした!
例えば、隣の方が自宅内で他界された際には、まずは警察官として現場臨場し事件性の有無を判断し、その日の夜には隣組員として、通夜の受付をしているといった状況でした!
それ程までに、駐在所員はそこの住民として、ドップリと地域に浸かって勤務をしているのです。
制服警察官がいて、110番通報や相談ごとに対応してくれる、駐在所と交番は一見、同じような存在ですが、色々な側面があるのです。
参考:警察の部署や階級に関する記事は⇩コチラです。
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